『福岡100』から『ピチット100』へ在福岡タイ王国総領事館、福岡市の高齢者にやさしいまちづくりモデルをタイの地方へ推進

『福岡100』から『ピチット100』へ在福岡タイ王国総領事館、福岡市の高齢者にやさしいまちづくりモデルをタイの地方へ推進

วันที่นำเข้าข้อมูล 14 พ.ค. 2026

วันที่ปรับปรุงข้อมูล 14 พ.ค. 2026

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2026年3月14日から18日にかけて、ゴーソン・サティタマジット在福岡タイ王国総領事は、高齢者および認知症患者にやさしいエコシステムの専門家である小川全夫名誉教授と平田俊浩氏とともにバンコク都とタイ北部のピチット県を訪問し、福岡市が取り組む高齢者と認知症患者にやさしいまちづくりモデルの紹介を通じて、タイ国内各地における高齢化社会の到来に備えた知見や理念を共有しました。

3月15日、総領事と小川名誉教授ら一行は、バンコク都内で開催されたDeath Festival 2026に出席しました。本イベントはタイ健康増進財団(Thai Health Promotion Foundation)とタイのメディア「The Cloud」が関係機関と連携して主催し、在福岡タイ王国総領事館が共催したもので、小川名誉教授はイベント内で登壇し、福岡市が「人生100年時代」に向けたまちづくりを目指して100のアクションに取り組んだ「『福岡100』プロジェクト」を紹介し、同市の取り組みとして行政・民間企業・地域社会に加え、高齢者や認知症患者グループを含む全てのステークホルダーが参画・協働することで、高齢者および認知症患者にやさしいだけではなく、あらゆる世代の人々にとって暮らしやすいエコシステム構築の実現について専門的知見や経験を共有しました。小川名誉教授は、同プロジェクトの実践には産学官民あらゆる分野からの参画と行動が重要であること、また地域行政においては、エコシステム構築を導く施策や関連法案整備を推進する役割を担うとともに、認知症患者や高齢者の家庭内介護に関する知識教育の初等教育段階からの導入、高齢者の雇用制度の整備、各ステージに対応する認知症患者ケア施設の設置などの重要性を強調しました。一方で、民間企業においては、都市開発への投資や高齢者の雇用促進、高齢者の生活を支える商品開発などで重要な役割を担っていること、また市民団体や高齢者、患者の立場においては、自身の健康を意識し、地域の人々との相互共助の重要性を明示しました。

3月16日、ピチット県において総領事は専門家らとともに、ピチット県知事のタニーヤー・ナイピニット氏を表敬訪問し、高齢者や認知症患者にやさしいエコシステムの構築に関する意見交換を行いました。ピチット県は60歳以上の高齢者の数が25%以上とタイ国内の平均を上回っており、福岡市の先進的な取り組みを参考に今後のまちづくりを進めていく考えを示しました。タニーヤー知事は、同県が観光や産業の都市だけでなく、あらゆる世代の人々にとってやさしいまちへと発展させるための政策とその目標について述べるとともに、同県を未来都市へと推進するため、『ピチット100』モデルのもと、県内に6か所の「パイロット地域」および12か所の「共同推進地域」を設け、「パイロットモデル県」として取り組む準備が整っていると述べました。

3月17から18日にかけて、ピチット県は「『ピチット100』ワークショップ」を開催し、様々な分野の関係者を招き、高齢者のための100のアクションの新プロジェクトを開始し、同県が進めてきた従来のプロジェクトをさらに発展させるべく、意見交換や提案・プランニングを行いました。同ワークショップに先立ち、ピチット県側は総領事と日本人専門家一行を現地に案内し、地域の協働ネットワークの活動状況を視察しました。視察先として「『ボウォン』の力」と呼ばれる地域家庭・寺院・行政機関・学校の地域共助ネットワークが運営するバーンナー寺院の貧困患者向け義肢装具の修理・メンテナンス施設、ピチット県立全世代生活の質向上センター、クローンクー寺院の高齢者学校などを訪問するとともに、同県在住の102歳の高齢者2名を訪問し、現地での生活様式の理解を深めるとともに、対象グループのニーズを把握しました。

『ピチット100』ワークショップにおいて、小川名誉教授と総領事は『ピチット100』プロジェクト事業が継続性と広範囲に効果を生み出すための意見と提案を示しました。中でも政策設計やプロジェクトの継続的な評価・発展を図り、対象者のニーズに的確に応えるため、データの収集やデータベースの構築が重要であると強調しました。また、『ピチット100』プロジェクト推進・調整を行った主要メンバーの一人であるピチット県公衆衛生医ウィシット・アピシットウィッタヤー医師は、地方自治体・『ボウォン』地域共助ネットワーク・県商工会議所を含むあらゆる部門からの参画の重要性を強調するとともに、全ての関係者が協働する高齢者支援エコシステム構築の必要性・重要性の認識を高めるために、県内における高齢者にやさしい、かつ質の高いエコシステムの飛躍的な発展に向けて、同県が有する地域コミュニティ・ネットワークや物理的空間といったインフラ面での強みや事業開始の準備が整った環境を活用する旨を言及しました。今回の福岡からの訪問事業を受けて、ピチット県内全域での100のプロジェクト開始にあたり『ピチット100』ネットワークの共同宣言文の署名式が、同県副知事のタニット・プームターウォン氏が議長を務める中、執り行われました。

書類

Press_Release_No.13_2026_(JP).pdf